「とよま町中ミュージアム」は歴史ある蔵造り商店街を中心に毎年、開催しているイベントです。
↓下記のバナーから「とよま町中ミュージアム」(2021年開催)をご覧ください↓
朝ドラ「おかえりモネ」は「海の町」気仙沼に生まれ育ち、「森の町」登米で青春を送るヒロイン・永浦百音(清原果耶さん)が気象予報士という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、人々に幸せな「未来」を届けてゆく、希望の物語です。
その舞台のひとつ登米市のなかでも、歴史ある町並みを残す「みやぎの明治村」登米町を歩いてめぐる、コンパクトな観光「まちあるきモデルコース」をご紹介します。
宮城県の北部、岩手県に隣接する登米市にある「登米町」はハイカラな洋風建築や伝統的な町家、武家屋敷が織りなす歴史ある町並みが、雄大な北上川や自然に調和して佇む旧城下町です。文化財や歴史的建造物、豊かな自然に加えて「うなぎ」や「油麩丼」「みそアイス」などのご当地グルメも豊富。しかも、これらがコンパクトに凝縮されて、多彩な城下町文化をちょっとの「観光まちあるき」で満喫できることも大きな魅力です。
登米町へは仙台駅前からも乗車できる高速バスが便利です。直通で「とよま明治村」まで90分で到着できます(県庁市役所前(仙台)~とよま総合支所)。
朝ドラ「おかえりモネ」放送を受けて、仙台から増便されています。さらに登米市役所線でも新たに「とよま明治村」へ延伸も実施。仙台からのアクセスがますます便利となった登米。詳しくは、下記の東日本急行バスのホームページをご確認ください。
「寺池園」は雄大な北上川をのぞむ丘の上につくられた個人住宅です。しかも、このお宅は、柱・梁から内装、建具まで、登米の森から伐り出した木材だけでつくられたそうです。まさに森の町・登米ゆかりの個人宅です。伝統工法で建てられた六角形の東屋から森と北上川の眺望を眺めれば、「森の町・登米」の魅力を体中で感じられます。観光物産センター「遠山之里」から坂道をのぼり、徒歩16分で到着。江戸時代、登米伊達家の御殿があった丘の坂道をのぼりますが、そこを抜けた寺池園からのぞむ北上川は、気分爽快です!
寺池園の公開状況は、とよま振興公社(0220-52-5566)へお問い合わせください
東京オリンピック・メインスタジアムの設計でも知られる、世界的な建築家・隈研吾さんが手がけた木造建築です。豊かな森の中に佇む舞台では、江戸時代から伝わる登米能が伝承されています。森の中で育まれた城下町の自然と文化を感じとることができます。
まさに登米町のシンボルがこの重要文化財の旧校舎です。明治時代に建てられて、和風と洋風が融合したなんともハイカラな様式。昔ながらの校舎の教室が現在、いろいろな展示室に生まれ変わっています。校長室や教室の人形を駆使した再現、あるいは懐かしい道具類の展示や地域の歴史パネルなど、じっくりと見学することができます。
門や塀に囲われて、江戸時代の武士の家ゆかりの武家屋敷が連なる通りです。イベントにあわせて、地元の商工会青年部の方々による、人力車の運行も行われています。この通りにある、茅葺き屋根の団子屋さんの佇まいも登米名物のひとつです。
森舞台と同じく世界的な建築家・隈研吾さん設計による、地域の宝物を紹介する博物館です。登米伊達家ゆかりの刀剣など、貴重な文化財の数々が展示されています。まさに、この博物館は建築自体も魅力的な作品です。この地方に多く残っている、厚板を柱にはめ込んだ「板蔵」、あるいは玄昌石を割った「スレート屋根」等、登米の伝統的な素材を現代に応用した温故知新のデザインです。
雄大な北上川に沿って、堤防は本当にすがすがしい場所でおすすめです。地元のひとたちもジョギングや散歩コースの定番。心もからだもリフレッシュできるスポットです。